前帯74-55、幅11
大垂幅17-15.5、縦29
小垂幅11-縦23
紐90-4.5

剣道 東京宇多川製 純日本製 一分手刺 垂 毛氈芯材 防具 面甲手小手胴垂

東京宇多川製の最高級品、一分手刺純日本製の垂です。昭和50年代初頭の作です。
昔ながらの質実剛健な防具を作ることに強く拘りを持たれている、東京の剣道具を代表する銘店の古き良き時代の香りを色濃く残す逸品です。

布団は毛氈芯材が使われ、特有の柔らかさと軽量性、しなやかなコシを備えており、素晴らしい着用感を実現しております。
刺しの技術、材料の良さゆえカチカチにならないのはさすがです。
飾り糸、布団の紺反紺皮も経年に対し劣化もなく、大変良い軽く痛んだ箇所があったので、宇多川にて修理をお願いしております。紐は新品です。
店主さん曰く「コレだけの材料はもう二度と手に入らないので、こういう本当に良いものは作れなくなってしまったし、求める人も減った」とのこと。
刺しの精緻さや縁の仕上げは昔ながらの日本製の布団の良さが伺えるものとなっています。

手に持った重さよりも、身につければより一層軽く感じるバランスの良さは、かつて東京1の剣道具店として名を馳せた宇多川ならではの素晴らしい仕事です。

使用され修理もされているものではありますが、頻度はまだまだ少なく
この時代の良い品も、だんだん手に入りにくくなってきました。
お探しの方はこの機会をお見逃しなく！

（2021年 12月 10日 21時 48分 追加）
山路の糸も、切れてはいなかったのですが劣化が見られたので、全て入れ直しています。